スープ・オペラ 2010年 10月 16日

原作者 阿川佐和子氏の人柄や人生観が、
作品にもにじんでいる気がします。

「なんにもない。悩みもない、心配事もない」
冒頭のセリフはその後、
あっさり掻き消される展開になるのだけど。

主人公ルイ（坂井真紀）を、母亡き後ずっと
育ててくれた叔母のトバちゃん（加賀まりこ）が、
年下のお医者さん（萩原聖人）の元へ・・・。

この出来事は、衝撃度MAX☆

ルイの純粋さや少女性だす演出なのか？
作品中の坂井マキちゃんは、いつもより声高め。

大きな変化や出来事も、日々 生活することを大切にする延長線上のスパイス。

縁や繋がりが描く人間関係は、個々のキャラをより浮き彫りに・・・。
何気にキャストも豪華だから、ユルイ展開がヌルくならぬよう 粒立てられてるんです。
色んな具材を煮込んで旨味が出るスープのように、人生をなぞらえる感じ。

キッチンまわり等、インテリア好きな人も観てて楽しめそう！