オカンの嫁入り
2010年 09月 26日
大竹しのぶの迫力・貫禄たっぷり・・・。
柳のような柔らかさで、絡め取られてく感じ。
彼女の無邪気なイメージが、
母として、女性として、人間として、
強く太い芯(=心)に変わる。
親子関係だけでなく、あおいちゃん演じる
娘・月子のトラウマや課題も描かれてます。
しのぶさんの白無垢姿が圧巻で・・・。
例えるなら キツネの嫁入り。
このインパクトは見応えありました(笑)。
売れっ子 桐谷クンもしのぶさんの相手役で出演。
役者として多彩な顔を持つ彼は、苦労も受容・吸収し、“ヘラヘラ”と笑う。
草食的キャラに見えて、実は、張り巡らされた竹の根っこみたいに しぶとい。
人間だれしも、こんな優しさを持っていたらいいのに。
監督が女性だからかな?
微妙に毒素をちりばめて、人間像の対比や優しさ・恐さが浮き彫りになる。
そこが女の恐さですよ(笑)。
心理描写が面白かったので、私は好きな傾向の作品でした。
by heart-charge08 | 2010-09-26 12:04 | 映画