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ココ アヴァン シャネル  

懸賞 2009年 10月 06日 懸賞

ココ アヴァン シャネル  _f0195131_024589.jpg
S・マクレーンVer,と比較しながらのこの作品。
副題付けるなら
『ガブリエル(本名)の恋』・・・かなぁ。

S・マクレーンVer,が生涯を回顧しながら
描かれてるのに対し、オドレィVer,は
女としての部分が生々しく描写。

愛人的立場で立ちまわっていく姿は、
『風と共に去りぬ』を彷彿とさせます。

男性陣が恋の泥沼にハマり、嫉妬と独占欲の
狭間で主導権を必死に守ろうとしてるあたり・・・。

草食系男子がもてはやされたって、
矢張り 男が男であろうとするその姿は変わらないのかも。

印象的だったのは、オドレィの細いうなじに漂う寂しさ・厳しさ・切なさ。

背筋を伸ばし 凛としたその後姿の強さとは逆のイメージに、
何だかハッと胸を突かれるようなモノがありました。

エンディングは、最愛の人・ボーイの事故死から唐突にショーの成功へ・・・。
レビューみて秘かに期待してましたが
ホントに沢口靖子そっくり(笑)。

ボーイはS・マクレーンVer,に出てた役者さんのイメージの方が品があり、
生い立ち故に愛を希求する姿が切なく描かれてたので、軍配はS・マクレーンVer,に有り!

大まかにまとめるなら、
S・マクレーンVer,⇒英語なので聞きやすい(ヒアリングという点は置いといて)。
             ブランド設立や想いが分かりやすい。
             自立イメージが強調され、作品コンセプトになっている。
             翻訳は戸田 奈津子氏。

オドレィVer,   ⇒フランス語で展開。
             女性として生き抜く狡猾さ・図太さに重きを置いた描写。
             戸田氏と並ぶ翻訳家 松浦 美奈氏が担当。


見比べると、主観・客観でシャネル女史を考察でき面白いと思います。

by heart-charge08 | 2009-10-06 00:02 | 映画

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