天使と悪魔
2009年 06月 24日
原作が濃厚だった分・・・軽く感じてしまった。
原作のボリュームを映画の尺に収める事自体、
別モノと捉えてたほうがいいみたい。
愛の崩壊と再生・科学と宗教の融合
私の中で作品から受けた印象が、
映画では全く感じられず・・・★
何故 教皇を暗殺したのか?
その凶行に駆り立てたものは?
教皇は何故 科学を迎合したのか?
なにを伝えたかったのか?
残したかったのか。
このバックグラウンドがあったからこそ、原作のカメルレンゴの最後は
切なくもあり、許される瞬間だったかもしれない。
可愛さあまって憎さ百倍。
そこに至る経緯があるからこそ、内面の陰と陽・天使と悪魔。
おそらく 誰もが抱えるであろうものの正体。
根底にある愛が描かれてないので、
謎解きで終わっちゃったような・・・。
エグい描写は少々有ったけど ホントにちょっとだけ。
キャラクター設定も随分原作と違いがあり、意表をつかれました。
一番の収穫は暗殺者。
性的嗜好に偏りがあり、本能的に蛮行を好むこの役はどんなのだろうと思ったら。
ドS インテリ風味!!!
私のストライクゾーンでした(笑)。
ここで持ってかれるとは・・・(-_-;)
原作読んでない方は、機会あれば是非読んでみることお勧め。
改めて作品のベースとなる愛を感じていただければと思います。
by heart-charge08 | 2009-06-24 00:03 | 映画